リズムループ素材を簡単に変化をつける方法 FL Studio



 まず、普通にリズムループ(ドラム素材)を張り付けたところです。

 では、この状態で聴いてみましょう。


 この通り、単調な繰り返しです。ワンパターンなリズムが続くと、聴いている側が飽きてしまいがちです。

 なので、リズムのループ素材はスライサーなどで切り刻んで、配置を変える方法でチマチマといじって変化をつけるわけですが、

 作業に時間がかかりますね。

 そこで、もう少し簡単に複雑な変化を作ることができる方法を教えます。

 

 まず、ミキサーのエフェクトスロットに、Patcher を刺しましょう。


 Fruity Peak Controller と、Fruity Formula Controller と、Gross Beat を次のようにパッチします。

 Fruity Peak Controller の Peak+LFO → Fruity Formula Controller の a

 Fruity Formula Controller の Out → Gross Beat の Time Slot

 

 Gross Beat の Time Slot1 ~ 9 までを、次のように設定します。

 ☆ Slot1


 ※ 右下の TRIG SYNC を 1/4 beat にするのがコツ

 ☆ Slot2

 

 Slot1 より、2段下(16分音符分遅らせるという意味)に、ラインの位置を移動

 ☆ Slot3

 

 Slot2 より、更に2段下へ

 同様のことを、Slot 9 まで繰り返す。

 

 Peak Controller を、下のように設定

 

 Formula Controller には、「a*0.23」と入力し Compile ボタンを押す。 (※ Slot9 の値が23%なので、0.23を掛け算します。)

 

 では、この状態で聴いてみましょう!

 

 どうでしょうか? かなり変則的になったと思います!

 

 Peak Controller の設定をいじると、パターンが変わってきますので、やってみて下さい。

 Peak Controller の代わりに、Keyboard Controller を使うと、MIDI入力でもう少し意図的な変化を加えることができると思います。


2017年11月04日